SQL Serverの復旧モデル
from SQL Serverのバックアップ・リストア仕様
1. 単純復旧モデル
どこに復旧できるか?: バックアップの終了時点に復旧できる
何のログを取得できるか?
1. 完全バックアップ
2. 差分バックアップ
トランザクションログのバックアップは取得できない
最新のバックアップ以降の変更は消失する
チェックポイント発生時にログが切り捨てられる
2. 一括ログ復旧モデル
どこに復旧できるか?: バックアップの終了時点に復旧できる
何のログを取得できるか?
1. 完全バックアップ
2. 差分バックアップ
3. トランザクションログ
ログ末尾のバックアップが取得できれば障害直前までほぼ復元可能
bcpコマンドやBULK INSERTなどの一括操作のトランザクションログは記録しない = ストレージに優しい&処理時間の短縮が見込める
3. 完全復旧モデル
どこに復旧できるか?: 特定の時点に復旧できる
何のログを取得できるか?
1. 完全バックアップ
2. 差分バックアップ
3. トランザクションログ
ログ末尾のバックアップが取得できれば障害直前までほぼ復元可能
いずれにしても完全バックアップは復旧の基点となるため必ず必要になる
どの復旧モデルで運用すべきか?
バックアップ終了時点までのデータが担保できればOKなら単純復旧モデルで運用しても問題ない
もっと細かく復旧させたいなら一括ログ復旧モデル、完全復旧モデル
完全復旧モデルが無難?
参考
復旧モデル (SQL Server) - SQL Server | Microsoft Learn
Sql server のバックアップとリストアの基礎 P13
バックアップと復元: システム データベース - SQL Server | Microsoft Learn
masterデータベースを復元する (Transact-SQL) - SQL Server | Microsoft Learn
システム データベース - SQL Server | Microsoft Learn